1985-05-15 第102回国会 衆議院 外務委員会 第12号
○堂ノ脇政府委員 アジアポート構想と申しますのは、前にも御説明したかもしれませんが、ちょうどヨーロッパにおきましてロッテルダムがユーロポートと言われるように、経済活動の一つの物資の集積所をつくろうという構想でございます。
○堂ノ脇政府委員 アジアポート構想と申しますのは、前にも御説明したかもしれませんが、ちょうどヨーロッパにおきましてロッテルダムがユーロポートと言われるように、経済活動の一つの物資の集積所をつくろうという構想でございます。
したがって私は、港の方でいえばユーロポートに対応するような日本ポートというようなものをつくったらどうか、そしてこれからは臨海だけでなく臨空ということが必要であるので、小牧空港等の整備と同時に今御指摘になった中部国際空港というような新しい考え方を第五次空港計画の中に導入していくのはどうであろうかというような、いろいろな開発の可能性というものを追求しておるわけでございます。
アジアポート構想と申しますのは、わかりやすく申しますと、ヨーロッパではロッテルダムがユーロポートと言われるように、アジアに主として中南米諸国からの物資の集積箇所としての大港湾を建設するという構想でございまして、これはブラジル側が非常に熱心でございますが、現在でも日本の鉄鉱石の四分の一程度をブラジルから輸入しているわけでございますけれども、将来これがもっとふえていく。
外国の例で言いますと、オランダのユーロポートなんかがいま一番コンビナートと住宅の近いところらしいですが、そこでも市街地から二十キロ離れている、あるいは、ないし五十キロ離れていますね。
たとえば、住宅に一番近いといわれるオランダのロッテルダム市のユーロポートコンビナートの例は、ロッテルダムからさえ五十キロメートルなんです。最も近接する民家とタンクの距離は五キロも離れているのです。日本では五十メートルか六十メートルです。それにパイプラインでございましょう、新幹線でございましょう、さまざまな状況が密集しているわけですね。
それからぼくはなかなかうまいところ撮れないからあれなんですけれども、これは世界の最大のコンビナートで、理論的に言えば一番過密だというふうに言われている、ユーロポートというコンビナートに関係する写真なんですね、これ二つともかく見ていただきたい。 たとえば今度の水島の事故でも、一般の人は防油堤が決壊したから事故が起こったというふうに思っているのですね。
これはユーロポートで、いわゆるヨーロッパの中で世界で一番大きな港でございます。長さにいたしますと、そのロッテルダムと同じくらいの長さが東京湾はございます。幅は東京湾が非常に大きいという形ですが、大体ロッテルダムの一倍半ぐらいの荷物をいま扱っておるのではないかと思います。うろ覚えでございますけれども、現在四億トン程度の貨物が出入していると思います。
たとえば外国の例でございますが、例のオランダでユーロポートという港をつくって、あそこに相当な工業地帯を造成しております。あれなんかは全部公有地のままで貸し付けをいたしております。したがって、今度はあれが動き出しますと貸し付け料というので相当に入ってくる。ただ残念ながらいままでの日本の港湾管理者である地方公共団体としては、一時的な財政問題から売却せざるを得ないということがあったわけでございます。
したがって、ロッテルダムがユーロポートとして非常に栄えるならば、伊勢湾は日本ポートと申しますか、そういうふうに、横浜や神戸と並んで、非常に大きくなっていく可能性を持っている。現に、名古屋港、四日市港あるいは衣浦港、三河港といったような、伊勢湾の中には二十三もの大中小の港があります。
それでユーロポートあたりにかりに着いた。オランダからずっとドイツ、フランスなどを通ってスイスまで行く。その間、途中の経由国ではコンテナについて税関の検査もしない、あるいは関税も当然取らないいとうことになるのだということで、そういう手続を省略してその輸送の効率化をはかっていこうということがこれに加盟をする大きなメリットになっておるということでありますね。
十年前に比べますと若干よごれているという印象を受けましたが、しかしやはり満々とたたえた水が、ローマ時代からほんとうに千何百年以上にわたって、静かに、スイスのバーゼルから発して西ドイツの平野を流れ、さらにオランダに入ってロッテルダムのユーロポートから北海に流れ込んでいる、その姿を見まして現地で二、三質問したわけでございますが、この流域はやはり何と申しましてもルール地方を中心としてドイツの一大工業地帯でございます
昨年EECを訪問いたしました際、EECの人々がヨーロッパの内陸運河網の開通について語るとき、パイプライン網の建設計画について語るとき、ヨーロッパの玄関としてのユーロポートの意義を説くとき、ユーラトムの活動について語るとき、共同体のエネルギー政策についてフランス商工省が語るとき、共同体三機関の行動についてCECAの高官が語るとき、私は、EECにエネルギー供給について地域的な集団保障の考え方が生まれつつあるという